ABOUT OKANO

OKANOの母体は博多織の織元です。

博多織は770年余り前に、博多の商人 満田弥三右衛門(みつだやざえもん)が、宋(当時の中国)から技術を持ち帰ったのが その始まりといわれています。
もう一説はさらに古く、福岡県有田遺跡から2000年前の絹織物が出土され、これが博多織の起源ともされています。
私たちはその悠久の系譜を受け継ぐ者として120年の歴史を紡いできました。

歴史は進化の過程です。
2000年を機に5代目当主は、自社ブランドの「千年工房」を立ち上げます。
卓越した技と感受性を持ち合わせたOKANOの職人技をこれからの1000年に継承するためのミッションが始まったのです。流通が支配的だった業界の中で、この試みは画期的でした。
その後、2005年に着物をファッションとして発信する「awai」を福岡に開店。
2007年には、博多織が日本で一番揃う店「きもの博多一十」を開店します(2012年に「千年工房」へと改名)。
2008年には、東京・六本木に「awai」を開店。
この時、日本と世界の間(あわい)である東京の風景に馴染む「TOKYO KIMONO」へとコンセプトを進化させ 全国発信を始めました。

そしてこの度、GINZA SIXへの旗艦店オープンを機に、全ての店名をKIMONO Production OKANOに統合します。(店名統合に伴い一足先に六本木ヒルズに移転オープンした「awai」は「awai by OKANO」と改名しております。2018年には全店「OKANO」に統一予定)。

「OKANO」は、オール・ジャパンの染織技で創作する場であると同時に、それを披露するステージでもあります。
国宝級の職人と未来を担う若手職人と共に 時代を捉えた最高のアイテムを提供します。
それを纏う方々と共に、新しい物語を次世代に伝えることが私たちの誇りです。

CONCEPT
『風と暮らす』

風土から暮らしが生まれ、暮らしから道具が生まれる。
この連続性が文化となる。
風に乗って伝えられたものが土着して固有の世界を創造し、多様性が広がる。
そして、和らぎの風がそれらを一つに調和させる。
職人の技から生まれる道具には、風の物語がある。
私たちは、始めも終わりも無いこの物語を伝え続けてゆく。

HISTORY
『ルーツは博多織』

岡野家は、中津藩(大分県)の屋敷内で機織をしていたと云われています。
その後、初代岡野新一郎が、1897年に日本最古の禅寺で博多織の開祖・満田弥三右衛門の菩提寺でもある聖福寺の正面に織工房を設立したのが始まりです。
当初から伝統的な博多織の枠を超えた様々な織物を制作していたのが特徴です。
2017年で創業120周年を迎えました。

1 8 9 7 福岡県福岡市金谷小路(現在・上呉服町)にて
博多織元として初代・岡野新一郎創業
1 9 3 9 合資会社岡野博多織工場設立
二代目・岡野武一郎社長就任
1 9 4 4 軍需工場に指定される
1 9 4 6 博多織再開
1 9 7 2 「本綾佐賀錦・武一郎」 コレクション開始
1 9 7 3 佐賀錦織物実用新案取得 岡野武一郎
1 9 7 6 株式会社岡野に改組
二代目・岡野武一郎 伝統工芸品産業功労者表彰
1 9 7 8 三代目・岡野啓友社長就任
1 9 8 5 祐徳稲荷(日本三大稲荷)佐賀錦使用姫机奉納
1 9 8 6 箔入り織物(佐賀錦織)実用新案所得
1 9 9 0 四代目・岡野訓博社長就任
1 9 9 2 福岡県より依頼を受け皇后陛下に武一郎「孔雀翠」を献上
1 9 9 7 武一郎百選 編纂
1 9 9 9 博多織メーカー株式会社白石と経営統合
2 0 0 0 「千年工房」コレクション開始
博多総鎮守櫛田神社へ本殿紋入り旗など奉納
2 0 0 2 五代目・岡野博一社長就任
2 0 0 4 日比野克彦氏のプロジェクト 「アジア代表日本」 協賛
2 0 0 5 福岡市内にアンテナショップ 「 a w a i 」 を開設
2 0 0 6 ベイクルーズ社に夏キモノを商品供給
尺八演奏家・三好芫山氏 明治神宮記奉納演奏会に作品展示
2 0 0 7 武一郎名物裂 編纂
ユナイテッドアローズ社に夏キモノを商品供給
2 0 0 8 聖福寺(日本最古の禅寺)打敷奉納
東京 六本木に 「 a w a i 」 ショップをオープン
染織家・奥田祐斎氏とともにパリ・ルーヴル宮内装飾美術館へ出展
2 0 1 1 米国百貨店バーグドルフ・グッドマン テーブルセンター制作
2 0 1 2 福岡 博多リバレインに 「千年工房」 ショップをオープン
2 0 1 3 日本最古禅寺・聖福寺 袈裟制作
2 0 1 4 日本最古密教寺院・東長寺 袈裟制作
2 0 1 6 G7サミット交通大臣会議IN軽井沢 アーティスト・小松美羽とともに各国大臣へストール制作

KIMONO PRODUCTION&CRAFTMANSHIP
『オール・ジャパンの職人技で映画のような感動を』

日本の伝統工芸の現場は、専門分野の分業化により技を磨き、世界最高水準の職人技が熟成されてきました。
一方で、現代のニーズであるトータルプロデュースの機会が減り、部品づくりが中心となってしまいました。
私たちは、職人技を一つの方向へと結集し、人々が感動するKIMONOやスカーフなどを総合芸術として映画のように制作します。

PRODUCTION POLICY

WORKS
『袈裟からアートまで』

工芸とは、技と芸術の接点。
職人の技がその時代の芸術と出会うことで、新しいモノヅクリが生まれます。
OKANOの職人は、卓越した技と感受性が求められ、伝えられるべき物語が製品を通して表現できたか厳しい審判を受け続けます。
皇室献上の衣装や日本最古の禅寺の袈裟の制作など伝統のモノヅクリの手を抜くことも許されません。

AWARDS
『最高賞の誉』

毎年4月に新作博多織展、11月に博多織求評会が開催されています。
私たちは、最高賞である内閣総理大臣賞をこれまでに数多く受賞してきました。

昭和52年 夏の博多帯宣伝大会新作展 金賞 八寸名古屋帯
昭和62年 第80回博多織求評会 金賞 袋帯「雪輪 蝶」
平成元年 31回新作博多帯展 金賞 袋帯
第87回博多織求評会 金賞 袋帯「若松」
平成3年 秀作きものフェア 通商産業大臣賞 袋帯
第35回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 袋帯
平成5年 第37回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 袋帯
平成14年 第46回新作博多帯展 国土交通大臣賞 袋帯「陶彩紋」
第100回博多織求評会 経済産業大臣賞 袋帯「宗洋織聖(金印)」
平成15年 第47回新作博多帯展 経済産業大臣賞 袋帯「佐賀錦銀藍 松柄」
平成16年 第48回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 八寸名古屋帯「網代風通花網代」
第102回博多織求評会 文部科学大臣賞 博多着尺「重ね格子」
経済産業大臣賞 八寸名古屋帯「伊右衛門間道(南蛮船)」
平成17年 第49回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 袋帯「宗洋紹藍」
平成18年 第50回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 八寸名古屋帯「絽献上(三献)」
国土交通大臣賞 袋帯「宗洋遊楽」
平成19年 第51回新作博多帯展 内閣総理大臣賞 袋帯「武一郎 薬師如来」
平成20年 第52回新作博多織展 内閣総理大臣賞 八寸名古屋帯「絽献上(五献)」
経済産業大臣賞 袋帯「正倉院 唐草文錦」
平成21年 第53回新作博多織展 内閣総理大臣賞 八寸名古屋帯「千織 歌舞伎二勧進帳」
平成22年 第54回新作博多織展 国土交通大臣賞 八寸名古屋帯「月兎」
平成23年 第109回博多織求評会 文部科学大臣賞 八寸名古屋帯「千織 源氏蛍」
平成24年 第56回新作博多織展 経済産業省製造産業局長賞 着尺「博多紬 献上」
平成25年 第57回博多織新作展 内閣総理大臣賞 袋帯「総浮本袋名物裂 花唐草段模様モール」
平成26年 第112回博多織求評会 九州経済産業局長賞 袋帯「紹巴正倉院 獅子」
平成27年 第39回福岡県伝統的工芸品展 福岡県知事賞 八寸名古屋帯「千織 変り献上」
福岡市長賞 八寸名古屋帯「千織 総浮」
第113回博多織求評会 経済産業大臣賞 着尺「御召 九重刺繍」
福岡市長賞 男帯「絞男帯 五神」
平成28年 第60回新作博多織展 経済産業大臣賞 八寸名古屋帯「天目 五行の空」
福岡市長賞 八寸名古屋帯「絽紙布献上 五献段縞」
第114回博多織求評会 内閣総理大臣賞 八寸名古屋帯「千織 小林総浮」
経済産業省製造産業局長賞 着尺「垂木格子」

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