東風解凍(はるかぜこおりをとく)2023.02.05

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きものは、北斎の文様をモダンに仕上げた「博多経錦紬 地紋調 菜籠麻の葉」。地紋の入った紬は珍しく、御召に見間違えるほど。合わせる帯は、光や合わせるきものの色によって、縞や柄が浮かび上がったりと変化する「伝産絵緯 閃 裂取り変わり市松」。背景にランダムな縞模様を入れ、様々な柄を重ねて織り上げています。小物合わせは青系で統一し、まだ冷たさの残る早春の風が、雪や氷を解かし始める季節をイメージしました。