2018 縄文
地球文様 - GAIA code -
2009年から太陽・月・木・火・土・金・水をテーマに創作、2016年に「陰陽五行」を総括
。2017年「風」をテーマに大きな旅立ちの決意。2018年から惑星間移動時代に備え、故郷地球を
文様で伝えるプロジェクトに取り組みます。文様は、文化と文明の凝縮されたメッセージ。文様
を織る者として「地球文様 -GAIA code-」を探求します。
2018年-2020年のテーマは、日本人のルーツである「縄文」。
教科書では、原始時代の様なイメージがあるかもしれません。最近の調査で、世界の四大文明に
並ぶ第五の文明であった可能性が高まってきました。1万年も戦いのない平和世界を築いたとさ
れる縄文人。彼らの文様のメッセージを読み解きます。
博多経錦御召 [縄文鱗文]
縄文の云われである縄目文様。蛇信仰の象徴ともされています。二匹の蛇が絡み合う姿から生命
と再生の力を感じ取ったのでしょう。鱗柄は蛇の文様化。邪気を払う力があるとされています。
総浮本袋 [縄文勾玉文]
勾玉は、生命の最初のカタチをしています。そして、緑色の翡翠を使用します。緑色は特別な意
味があったのでしょう。自然と共存した縄文人は、海と空と山の緑(青)に恵みの力を感じたの
かもしれません。
千織総浮 [七五三縄文]
縄信仰が七五三縄(しめなわ)に受け継がれています。七五三は、天神七代・地神五代・日向三
代の神々がケガレから守る意味。天照大御神が岩戸へ戻れないように七五三縄をしたのが起源。
糸の漢字の基となった紙垂(しで)は清浄を意味します。縄文と神話の関係にロマンを感じます
。