大雨時行(たいうときどきにふる)2025.08.05

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きものは、流れる水のような献上柄が印象的な「西陣御召 よろけ」。光沢と上品なシャリ感がある御召は、強撚糸を使い、しなやかでシワになりにくいのが特長です。合わせる帯は、お太鼓の位置によって大きな麻の葉模様の表情が変わる「雨情 麻の葉」。輪奈織という技法を活かし、博多織 織元のOKANOが独自開発した織物です。小さなループ状になった部分が、雫のように見えることから名づけられました。小物合わせは、透明感のあるブルー系で統一し、夏の乾いた大地を濡らす大雨を表現したコーディネートの完成です。