名古屋帯 千織 小林総浮 花飾回廊
博多織はたて糸で柄を織るため縞柄が基本ですが、手織帯はこれが特に顕著になります。織の性質上、縞柄が当たり前の手織帯をまったく違う視点で表現したいと思い、初めて横段に挑戦しました。配色はモノトーンの同系色で統一感を持たせ、横段をモダンに表現するため更紗模様を採用。更紗の間には、メリハリが強くならないように、斜め格子でバランスを取っています。更紗の中には細かい織り暈し、斜格子に太さの強弱をつけ立体感を出して動きを演出。カジュアルはもちろん、色無地などに合わせてセミフォーマル感覚としても締めることができます。博多織の伝統的な技法を駆使して、新たな表現方法に挑戦したとても珍しい名古屋帯です。
素材:絹100%
伝統マーク:経済産業大臣指定伝統的工芸品のシンボルマーク。経済産業大臣が指定した技術・技法・原材料で制作され、産地検査に合格した製品には、伝統マークの「伝統証紙」が貼られています。
※画像のコーディネートは参考です。小物などは付属しません。